井川メンパの番人 大井川めんぱ大井屋 

井川メンパとは檜の曲げ物に漆を塗った野性味溢れる昔ながらのお弁当箱として主に山仕事をされる方々に愛用されてきた赤石山脈周辺文化圏で受け継がれてきた特殊な民藝品です。2016年9月より静岡県榛原郡川根本町千頭に移住し井川メンパの制作から販売まで一貫して行う井川メンパ大井屋を営んでいましたが、2021年11月より大井川めんぱ大井屋として名称変更し再活動を始めた店主の前田佳則と申します。大井川めんぱは漆にシンナーや油などの混ぜものをしない塗りで、ボンドも使わない桜カバだけで縫い止めた昔ながらの井川メンパそのものを追求し制作しています。これらメンパは修理しながら長く使える機能的な漆塗り曲げわっぱです。赤石山脈周辺に脈々と受け継がれた山人の為の究極に考え抜かれた先人の知恵の塊とも言える漆塗り曲げわっぱであります。ぜひ皆さんの人生のお供にこの民藝品をお加えいただけることを願っております。大井川鐵道が千頭まで復旧する為に全てを賭けて頑張っていきますの大井屋でございます。よろしくどうぞ ®️登録商標第6540431号 大井川めんぱ 大井屋 https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1080733506.html 大井川鐵道全線復旧を支援する署名運動が始まりました。ぜひご協力ください 

すでに大井川めんぱをご利用されている方もこれから利用を検討されている方も、その造りの良さやお弁当ライフの心地良さが少しでも伝われば幸いです。2016年9月より大井川鉄道終着駅川根本町千頭にて独立開業した井川メンパ大井屋から2021年11月大井川めんぱ大井屋と名称変更しました。漆塗りの曲げわっぱとして最高峰を目指し日々精進して参ります。井川メンパの塗り直しは毎年1月に行います。国産まげわっぱの漆塗り修理始めました。現在在庫は全て売り切れており半年から一年待ちとなります。ご迷惑をおかけしておりますが何卒よろしくどうぞ https://www.facebook.com/ikawamenpa/ https://ikawamenpa.business.site/

2019年11月

やんばいでございます。井川メンパ大井屋店主前田でございます。
紅葉も盛りを過ぎて一雨ごとに気温が下がりいよいよ冬がやって来ます感が否めません。川根本町千頭周辺はハラハラと落ち葉が舞い散るそんな昨日今日となりました。

















ここ最近は冬メンパの木地の仕込みをがっつりと日々取り組んでおりました。メンパ屋の日々では漆塗りと同軸でかつ同量程度の木地造りが当然のようにあります。そういう意味では井川メンパ職人というのは木地師と塗師を併せて行うけっこうハードルの高い工藝職と言えるかもしれません。
メンパ屋5年目にして思うのはあまり陽の当たらない木地師という運命の刹那を最近とても感じていまして、そこに確かに息づいていた山人の暮らしと原始風社会の再興というのも私の運命かと思うようになっております。


















木地師とは木を躯体にした器、道具といったものを山の中で集団生活しながら荘園社会には属さずにある種の権力から独立した特殊技能を生業に生き残ってきた集団。とも言えるかもしれません。
古来こういった木地師の集団というのは全国に散らばりながら独自のネットワークでつながって縄文的な風俗と風習を踏襲しながら近代まで実はつながってきた漂白の民とも言える人々のことであり、山窩というような表現で言われることもあるかと思います。

木地師にもいくつかあって、ろくろを使った刳物を作る刳物師。我々のようなわっぱをつくる曲げ物師。桶を作る箍物師。というように細分化されたりします。ただこれらの人々の源流はどれもがやはり街ではなく、長い間山から山へと移動しながら木を切り出し加工しながら村社会と自然の狭間で行き交っていたのですが、近代になり山から降りて街に拠点を持った木地師達が時代の波に呑まれてあっという間に絶滅していったというのが今日のお話。

当然生き残っている木地師さんもたくさんいるのですが全体的な話をしておりますのでご理解いただきたいのですが、なぜ木地師の大部分が廃業していったのかというところを少し。
私も井川メンパをやるようになり漆器業界、伝統工芸業界というものに首を突っ込んで見てそこで見えてきたヒエラルキーであったり立ち位置の関係性というのは業種によって、また業種内でもかなりあると思っています。
例えば漆器の生産工程で見ていくと土台にあるのが正に木地師なのですがその木地師が一番弱い立場にあるということです。どういうことかというと業界の下請け構造というのはどんな業種でもあると思いますが、やはり最終販売者に近い塗師が一番利益を得やすいという構造なのです。
木地を作ってもそれだけでは商品として完結しづらいわけで、それを加飾塗装する塗師に降ろすということになりがちなわけです。塗師は当然業界が疲弊してくると買い取り値を叩いてでも自分たちの利益を確保するでしょうし、実際そうなってきたんだと感じています。だから塗師だけ生き残って木地師が全滅しているというような雰囲気なのです。皆はっきりは言いませんけども。

本来漆器というものは木地の段階でそのポテンシャルが決まると私は思っています。製材から加工まで一貫して行うようになると木地取りや木目の在り方や木の育ち方など万象に渡って意識を巡らせていかなければ単なる木の器にしかならないのです。

















例えば井川メンパで言えば曲げ板は必ず柾目で取ります。何故か?それは白木の上に柿渋の下地を塗っただけの構造となれば当然のように縁や角が弱く使い込めば漆が落ちてくるものです。ということを大前提にしているので柾目で取る。と言えます。つまり水が染みこんでも木の目がそれを防いでくれる構造。ということなのです。こういうことは修行では一切教わったことではなく、自分なりに木の事を熟知した先祖がなぜこのように材を扱ったのかを煮詰めて考えた結果にわかったことです。でありますから、昨今板目の美しさをもって曲げ板を板目構造で作る曲げわっぱが主流になりつつありますが、それは確かに見た目は美しいのですが、構造的強度で言えば断然柾目であるべきかと思うのです。
ただ縁や角を麻布などで補強する工程を設ける等したわっぱであれば板目取りでもいいのではないかと思いますが、そこまで加飾していくともはや芸術品というようなジャンルに陥るように感じ私はあまり好きではありません。とかいいつつたまに小さいものだけですが、板目でメンパ特注で作ったりすることもあります。こういうことを理解した上でも板目メンパが欲しい人は相談してみてください。気分が乗ってたらやるっていうかもしれません。

言い換えれば木地のポテンシャルが高ければ塗りは如何ようにも持っていける。等と言うと怒られますが実は木地ありきなのです。漆器って。

賞をいくつもとった伝統工芸士や人間国宝とか冠をたくさん掲げている権威者に木地から漆器を作り上げている人々がどれだけいるでしょうや?

ただこの木地師ももはや絶滅に近い時代となり、また木工機械が安価でハイスペックなものが出まわるようになり、ネットでいくらでも技法が公開されるようになった昨今。木地から一貫した制作を行える環境に今なったと言えると思うのです。ですから言いたいのです。全ての塗師は山野に回帰せよと。
そういう意味でのボーダーレスな民藝社会を作り出すことが必須だと思います。木地は確かに問屋から買えるでしょう。ただその木地は皆同じような雰囲気と造りであり、由来がありません。どの山からどのような人に育てられてどのように切りだされてここにあるのかを切り捨てているので魂というようなものが宿る依代のきっかけを落として来てしまった単なる木地。と申せましょうか。。。。

情報が氾濫する中で一番安価なものに飛びつくというのは意外に簡単な方法なのです。数字だけを追いかければたどり着けるからです。大事なのはボーダーを飛び越えた時に産まれる感じらる価値の内包です。私はストーリーが欲しい。なんて表現したりしますが、物に宿るストーリーにこそ価値を置くべき時代かと思うのです。

そこいくとメンパ屋は製材もやれば木地も作るし柿渋も作るし漆も塗るし、漆を育てて漆掻きまでやったりするしお客さんと対面販売しているしでもうストーリーは満腹です。


















木地師という人々に敬意を塗師という人々は持ってこれからの制作にぶっこんで行きましょう。その方が絶対いいものつくれると大井屋はえへんえへんとえらそうに考えております。

最後に現在の在庫状況ですが、小判型はそこそこまだ有ります。丸型が薄くなってきたかと思いますので遠方よりご来店の方はぜひ在庫確認のお電話をいただければ間違いないと思います。よろしくお願いします

今後も井川メンパ大井屋の活動をご贔屓いただければ幸いです。
諸々のお問い合せは井川メンパ大井屋まで

静岡県榛原郡川根本町千頭1225-8
050-5894-2806
maedapassion@gmail.com

営業時間 9;00-17;00
定休日 水曜

メンパの塗り直しは2月8月にまとめて行っております。塗り直し代金はSサイズ3千円から
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手作り民芸品へ
にほんブログ村



このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

やんばいでございます。井川メンパ大井屋店主の前田でございます。こんにちわ!
川根本町はここ数日おもいッきり冷え込みまして、真冬級の寒さにすでになっております。紅葉も一気に来ている感じですので、今週末が紅葉狩りラストスパートかと思います。この機会にぜひ奥大井へ!我が家の裏手も真っ赤かであります。洗濯物は見なかったことにしてください(笑)


















さてさて最近日々悩んでいるのは来春以降いよいよ漆を植えて行きたいなと思い始めているのですが、この植栽は今後10年先20年先に結果が出るだけではなく、今後の大井メンパの歩みを決定すると言っても間違いではない大事な選択になると思っています。どんな方法論で、どのような場所で、どういう未来を描いておくべきか?そんな事を日々悩んではいるのです。

そんな折に漆問屋さんと漆についていろいろ話している時に面白い標語を聞きました。
静岡はかつて全国一の漆器産地だったんですよ。数字的にも明治や大正はダントツに漆器を海外へも輸出していたのは静岡なんですよと。。。。
なので業界では【漆器は駿河塗り輪島】と良く言ったものですと。

現在静岡県下では数えることは容易なほどに漆器事業者は激減しています。今は昔、、、どころではなくすでに一面焼け野原となったとも言えると思います。こんな悲しい話はあまりしたくはないのですが。

輪島塗は全国的にも有名ですし生き残っているのは間違いないのに、なぜ同列で評されていた駿河の漆器が消えていったのか?いろいろと理由はあるでしょうが、やはり静岡大空襲で漆器職人の街が壊滅したのが決めてといえなくもないと思うのです。

とはいえこういう話から井川メンパの立ち位置的になぜこれだけ漆器ハイレベルな土地柄でこの素朴な悪く言えば野暮ったい昔ながらの井川メンパが生き残ってこれたのか?需要があったのか?歴史は偶然ではないと思うのでそのあたりを推察してみたいというところから今回のテーマ

【漆は農業です】という話を少し

漆をここ3年ほど育てたり掻いてみたり精製してみたり、いつものように塗ってみたり。ということをしながら将来の植栽について考えているなかで一つ確信に近い思いが湧いています。それは漆は農作物という観点でとらえた方が俄然腑に落ちるということです。
どうしても木を育てるというところから林業というアプローチで臨みがちなイメージがありますが、まさに戦後漆の植栽にいろんな地方や団体が軒並み失敗に近い結果になっているのはこれが原因だと思っています。
漆の木は山にぽつねんと放っておいても育つ。わけではないのです。ただ育てるだけでなく、どのように育てたかによって収穫量や質が大きく変化する。という事実が良くわかってきました。

漆掻き職人の高橋さんから聞くいろんな話にはそういうヒントがたくさん含まれておりました。ただ漆掻き職人はこれまた掻き子としては漆の優劣はわからないと。ただ質の違いは見たり、舐めたり、掻いだり、感じたりで一目瞭然に地質風土育てた環境ではっきりと出てくるということでした。
最近いろんなところで漆の植栽の動きが出始めています。そういった動きの中で漆の品種や掻き方には今後革新的な新しい方法論が登場しそうなように感じます。とても頼もしいですし、ぜひ真似させていただきたく日々情報を集めていたりします。

ただその中で私大井屋としてはどうしても漆は農業という観点でそもそもを改善して行きたいと思っています。

農業の方法論はもういろいろありすぎて王道を選ぶことすらちょっとむずかしい。ただ私が前述した駿河漆器のマーケットのまっただ中で井川メンパが生き残ったというのは恐らくこの漆を自活していたその漆の質がそもそも凄かったのかもという推論を建てていましてそこから、奥大井の気象条件、地質や水脈との関係、農業のやり方がたぶん漆のそもそもに当てはまっていたのかもと思っています。

要は井川メンパはたぶん自分らで作っていた漆がとても凄かった(丈夫だった)ので駿河漆器のマーケットの中でも生き残れた。ということなんではなかろうかと思っております。

話は前後しますが、漆を植える場所と育てる方法論はとにもかくにも漆自体の全てに影響していると言えるのは間違い無いのです。

ですからこの植えるという行為で、土地がないとかそもそも俺にはお金がないとかという大問題もありますが、そんなことよりも何か確信的にこの場所だ!という出会いが未だ無いというのがいまのところ大問題であります。

ただこういうのはいくらでも時間をかけておくべき話でありますので焦ってはいません。どんな場所に漆を植えるのか?自分でもとても楽しみですし、それまでに農業という分野の阿羅耶識をもそっと耕しておこうと思っております。

















冬になると薪の準備に忙しい

















合間に山の歴史について勉強してみたり。オオカミと漆の面白い関係というのも見えてきたのでまたいつか漏らしてみたいなと思います。

メンパの在庫はまだ小判型についてはいくらか余裕がございます。丸型はだいぶ数が減ってきております。ご来店の際はご希望のサイズがあるか確認の電話いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。

諸々のお問い合せは井川メンパ大井屋まで

静岡県榛原郡川根本町千頭1225-8
050-5894-2806
maedapassion@gmail.com

営業時間 9;00-17;00
定休日 水曜

メンパの塗り直しは2月8月にまとめて行っております。塗り直し代金はSサイズ3千円から
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手作り民芸品へ
にほんブログ村

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

やんばいでございます。川根本町千頭の井川メンパ大井屋でございます。こんにちわ!

さてめっきり寒さが増して来ましたが、昼はそれなりに暖かいので屋外作業も怖くありません。今年の冬メンパは去年の倍ほどしこめています。今年の夏は漆掻きあまりいけなかった分、木地の仕込みが充実していたのだと思います。

突然ですがお知らせします。

来年2020年3月に浜松の遠鉄百貨店に静岡県郷土工芸品展が有りまして、そちらに出店することに決めました。今年も行きましたアレです。次回はほぼ全日に渡って実演販売していこうと思っております。西の皆様ぜひよろしくお願いします。ということで冬メンパもそこに向けて半分はホールドしていこうと思っております。いろいろ楽しみですね。詳細は年明けくらいに発表しますのでよろしくどうぞ〜

_MG_3824
















昨年仕込んだ檜に摺漆のコーヒーコースターもそろそろ売り切れそうなのまた仕込みたいと思っております。売り切れ中のうるしオン漆のお箸もつくらないといけないなあ。実はあっという間に売り切れてしまって需要があるのわかっているんですが、なかなか時間がない。来年は寝る時間削ってでもお箸作りたいです。
_MG_3901
















ということで、まだ未確定ではありますが3月の商品確保の為に2月以降しばらく店舗休業するかもしれません。予定は未定ですが、在庫状況の進捗で年明けに予定を発表しようかと思います。




今日なんとなく気づいた事。私が住んでいる川根本町の川根はなんでかわねっていうのかな?という話
_MG_3702
















川根と言っても実は島田市の川根地区というのもありまして、それらを含めると川根という地域は実はかなり広大になります。
_MG_4019
















川の根っこだからかな?とか思ってたんですけど、川根という地名が付いているのは大井川中流域なので根っこという地理的情報が元ネタではなさそうです。
_MG_4216
















川根のあっちからこっちまで車で行ったり来たりしていて思いました。なんて〜グネグネ谷ばかりの川根なんだろうと。。。

_MG_4122

















いろんな川がたくさんあって、いろんな支流がたくさんあって、いろんな爺さんがチェーンソーで木を切っている。そんな川根。まるで川が根っこのように広がっている。。。あ、そういうことかと。つまりかわねって地図を上から見ると川が根っこのように広がっている街ということになるんだと思います。

_MG_4139




































想像してみるに川がまるで根っこの世界のように縦横無尽に入り組んでいて、未だその一つ一つにいろんな家族の物語が息づいている。ただ、それもあと10年ほどすると高齢化の波は避けようもない現実味を帯びてきています。

山が生きているから川も生きて要られる。

山里に人がいなくなれば、川が暴れだす。そんな当たり前の現実を僕らは見過ごすことを続けている。すると、どうなるか?答えは簡単ですよね。何事も起きてからでは遅いのです。

ぜひ田舎暮らしの志ある方は大井川流域への移住をお願い申し上げたいです。仲良く大井川を鎮撫しましょう。きっとまだ見ぬ精神世界と繋がれます。平和をなんとしてでも次世代へ繋ぎましょう。


今後も井川メンパ大井屋の活動をご贔屓いただければ幸いです。
諸々のお問い合せは井川メンパ大井屋まで

静岡県榛原郡川根本町千頭1225-8
050-5894-2806
maedapassion@gmail.com

営業時間 9;00-17;00
定休日 水曜

メンパの塗り直しは2月8月にまとめて行っております。塗り直し代金はSサイズ3千円から
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手作り民芸品へ
にほんブログ村




このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

やんばいでございます。大井川中流部で民藝三昧しております井川メンパ大井屋店主の前田です。こんにちわ!

さて一気に山が秋の感じを醸しだしております。ここ最近の千頭周辺ではございますが、有り難くも11月に入りまして多くのお客様にご来店いただいております。早くも秋メンパがちょっと薄い感じになりつつありますので、取り急ぎ現在のリアルな在庫状況をまずお伝えしておきます。

















現在すぐに使えるシリーズ(塗り上がりから90日以上経過しているものという意味)

小判型LL7組
小判型LL浅口タイプ2組
小判型Lお櫃タイプ(蓋が浅い) 1組
丸型S2組

実は本漆というのは塗ってから約90日程度は硬化するのに時間が必要であると言われております。当然浸かっている漆の強さや質と環境で硬化までの時間は大きく変わるのですが、大井屋の秋メンパ以降の漆には国産も混ざっており力強い反面カブレの心配もございます。ですので塗り上がりの日にちがわかるようになっておりますので、ご利用開始日の相談は必ずお申し付けください。アドバイスさせていただいております。
→ここがけっこう製造販売側としては難しいところで、漆はどんなに精製度を高めた高級品であろうが安いものであろうが最初はその違いがあまりわからない黒味に覆われております。本当に手をかけている漆というのはその後の色味の変化が速くなります。皆さんにはそのあたり特に注意深く観察していただきたいと思っております。

秋メンパシリーズ
小判型LL12組
小判型M15組
小判型S4組
小判型Lセット6組
丸型LL3組
丸型L4組
丸型S4組
丸型SS1組
丸型お櫃タイプ3L2組
丸型お櫃タイプXL1組
丸M浅口2組

お櫃10組程度

となっております。店頭には全てのサイズの展示品は常備していますので、ご来店いただいて好みのサイズを吟味ください。売り切れている場合は予約を承っております。セット商品(組子の商品)は特に人気がございますので、予約をおすすめしております。プレゼントにご利用されたい時はどうぞ早めにご予約いただけますようによろしくお願いいたします。


_MG_3683




































さてさて今日は最近考えていた過疎地ビジネスの令和的展開について少しお話を。

私は2015年に井川メンパの修行を行い、2016年にこの川根本町千頭に移住し井川メンパ大井屋を起業しました。正直まったく縁の無い土地でしたが、自分なりのマーケティングをした判断でここを創業の地にしようと定めました。その後ご縁があり結婚や子育てをも現在出来ている現状は偏に私に関わってくださった多くの周辺の皆様やお客様や家族の賜物だと感じております。改めて感謝申し上げさせていただきます。

そして移住後の3年ほどは自らの生活と仕事を切り盛りすることでいっぱいでなかなか俯瞰的に過疎地へ移住した自分を眺めることができませんでしたが、ここ最近子育ても一呼吸できる状況になりつつあり日々の暮らしを再度省みる日々となっております。そんな最近は川根を含め静岡県の山間地に移住されてこられている人材が増えて居ると感じており、より良い人材やエネルギーに満ちた過疎地社会を再構築するにはどんな情報発信が必要か考えていましたので少しそれらをお伝えしておきたいと思います。メンパ制作とはあまり関係無い話ですがご容赦ください。

_MG_4138
















自分は20代30代と京都、大阪、静岡市内、東京、横浜と転々と流転するように生活しておりました。人口密集地に住んでいたので、あまりこういう過疎地というところには住んだことがありませんでした。実際に過疎地に移住してみて感じたことがたくさんありますし、再発見した人生観もありました。その辺を踏まえてちょっとお話をしておきたいと思ったのです。

現在川根本町は静岡県でもダントツに人口減少地帯となっており、ものすごい勢いで高齢化が加速しています。具体的な数字を書くと本当に絶望してしまいそうなので、とにかくすごい勢いというのをアピールはしておきたいと思っております。

ただこれらの統計的数字というのはあくまで行政区分に分けられた都合の良い数字なので、本質はちょっと見えにくい。例えば静岡市の山間地はもっと壊滅的な数字に実はなっているはずです。大きなパイの中の一田舎という統計マジックに騙されてはいけない。
自分の実感的には川根本町は確かに数字では破壊的な過疎進行になっていますが、周りの山間地コミュニティに比べてまだまだ踏ん張りが効いているというのが実感としてあります。春野や天竜や安倍奥や伊豆の先っぽに比べてということです。

人が減っている。という事実は確かにあるのですが、私が関わっている地域社会では交流人口(健康で外に出て周りとコミュニケーションがとれている人口)はそれほど減っている感じはありません。それはまだ70代あたりが人口の中心世代となっているからだと思います。これがあと10年するとこの戦中戦後世代がいよいよ引退し始めたあたりがターニングポイントとなるかと思います。2028年前後でしょうか?

以前ブログに書いたこともありますが、過疎地は生き残る側と絶滅する側とに別れるのは必定です。避けられない運命です。であるならば我々移住起業組はどういう選択をするべきかをちょっと考えてみたいと思います。
私が思い描いた未来の山間地生活というのはむしろ都会となんら遜色の無い生活風景です。家の周辺にはwifi環境があり、清潔で広い室内があり、IOTで常に物事を管理し便利に暮らす。物流網の中に入っていて買い物も時間差を感じることがない。そういう時代になるのでむしと空間的コストが劇的に安い過疎地で暮らすというのはコストパフォーマンスが最高だと思ったのです。田舎暮らしの贅沢がより明確だということです。
なのでこれに当てはまる先としてネットインフラ、道路インフラ(物流という意味)、ビジネスインフラ(川根の場合は観光鉄道)的な要素を持っている先として移住したのが川根本町だったわけです。

移住してみて思いました。間違って無かったと。

正直私のメンパ屋にはトーマスとかSLで来たお客さんが流れてくることは100%関係無いのですが、このように周辺にはそれがあるおかげで観光産業が成り立っていますから、食事することやアクティビティを経験することは都会となんら遜色が無いのです。
ビジネス的にも都会でこの規模の店舗を維持することは不可能ですし、制作に置いて充分すぎる空間を持つというのは新しい事を生む要素の一つでした。だから民藝は田舎生活最高です。むしろ都会で民藝やというてやっているのは民藝ではないと思うのですが如何に。

なので胸を張って若い移住者諸君に言いたいのですが「迷うな突っ込め!」と。

ただね。みんな怖いよね。成功や仕事の保証が担保されてないもんね。という問題があると思います。
さんざん調べてもここだけは答えがでないのです。絶対に大丈夫なのか?ということ。

大丈夫です。絶対生活は担保されてます。という話をします。

それは田舎というのは誠実に一生懸命生きていける人にこそチャンスが開ける場所です。という事実です。

何かというとですね、都会というシステムの中ではどんなに誠実に真っ直ぐに生きていようとあまりそれは評価されないし、それを見てくれている人はあまりいません。皆が皆人を見ずに数字や肩書を見ていたりする。それが都会です。

田舎というのはびっくりするくらい。見られている。いや、覗かれていると表現してもいいかもしれません。
→私が移住してきてびっくりしたのは、自分の行動や言動が周囲のコミュニティには筒抜け状態ということでした。これは悪い意味で言ってますけど、確かに最初はなんでもバレてる。感がとても不安に思ったのです。例えばメンパ屋はメンパ作る前に彼女作ったそうだぞとか、メンパ屋は材木を探しているそうだぞと、メンパ屋は酒を飲むと面白いぞとか、知らない爺さんが事前情報でそういうことを向こうは知っていたりします。まあ、その彼女は今の嫁さんになったのでええんですがね(笑)

話を戻しましょう。

見られている。覗かれている。という事実を逆手に取って、より真っ当に一生懸命生きているのを見せれていれば移住者の生活は担保されるのです。

どういうことかというと、田舎には仕事が無い。っていうのは実は嘘で、いくらでも仕事はあります。ただそれが雇用関係を生むような仕事じゃなかったりすることが多いだけです。ちょっと山仕事、畑仕事、観光地仕事というのが山のように人でが足りていなかったりしますが、田舎に移住して真っ当に生きていると、あいつは信用出来る!という流れさえ手に入れると自然と仕事を依頼されたりします。
自分が例えば仕事が無くて困っている。という話をどこかで漏らせばいつの間にか向こうからこういう仕事せんか?という風に話を持ってきてくれたりします。これを担保として表現しましたが、田舎ちゅうところは信じられないくらいに覗かれながら生活していると言っていいと思います。ですからそこを逆手に取れと言っているのです。

都会でどんなに誠実に生きていようとも、それはあまり意味が無いとは言いませんが、それを見てくれている人というのが相対的に少ないのです。都会なのにです。それだけ都会というのは孤独な社会ということです。

信用というのはすぐには憑いて来ませんが、憑依したその時に絶対的なエネルギーとなるわけです。怖いなこの表現。でもそれが事実だと思います。


そんな難しいことじゃないです。真っ当に生きるというのは誠実に生きるだけのことです。人を裏切らない。傷つけない。周りと仲良く生きていく。ただそれだけのことなのです。

ただそれだけのことを念頭に生きていきたい人こそ、ここ川根に集結しませんか?そのお手伝いならメンパ屋は身命を賭してお手伝いさせていただきたいと思っております。移住にお悩みの方はぜひ井川メンパ大井屋までご連絡ください。今後も大井屋の活動をご贔屓くだされば幸いです。


諸々のお問い合せは井川メンパ大井屋まで

静岡県榛原郡川根本町千頭1225-8
050-5894-2806
maedapassion@gmail.com

営業時間 9;00-17;00
定休日 水曜

メンパの塗り直しは2月8月にまとめて行っております。塗り直し代金はSサイズ3千円から
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手作り民芸品へ
にほんブログ村

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

やんばいでございます。最近めっきりお酒に弱くなりました井川メンパ大井屋店主の前田です。こんにちわ。

秋メンパも出来上がり返す刀ですでに冬メンパの仕込みを始めましたが、気持ちはしばらくお休みモードになっておりますので普段やろうと思ってなかなかやらない家の改修やらストーブの掃除やら家族サービスやら読書やらもここ数日はやっております。まあまあ幸せな時間です。
今年は夏の暑さがじりじりと続き、秋が来た感じがなく一気に寒い冬がやって来た。そんな感じの気候ですが、山の紅葉はこういう時格段に美しくなると言います。それは山全体の木々が時間差なくいっぺんに染まるからだとも。奥大井だんだんと染まって来ております。週末はぜひ奥大井へ紅葉狩り、メンパ狩りへお越しください。
IMG_9917

















さてさて今日はちょっと我々のような民藝工芸という職人稼業でよくある健康の話から感じた【至る道】の話を少し

私はご存知の様に2015年の丸一年と少しを井川メンパ望月工房にて修行をしました。そこでの作業というのはほとんどが下働きの単純労働のようなことをやったのですが、その環境から感じた手作業の未来へのアプローチの話です。
望月でのやり方は板の間に座布団をひいて胡座で座り、ほとんどそこから動かずに手の届く範囲に道具とメンパを置いて終日座りながら作業するというものでした。当然最初はまったく座り続けることができず、怒鳴られながら教えられながら痛みに耐えながらという日本三大NGARAでもって修行したのですが、当然作業に集中できるはずもなく罵倒される日々だったわけです。
ただ人間の適応力というのはすごいもので三ヶ月もやってると終日座り続けられるようになり、半年もすると特に痛みも感じることもなくなったのですが、作業に根を詰めるとやはり知らずのうちに疲労が蓄積することを感じたりもしました。
一年後にはこのスタイルも身体が受け入れたのですが、肝心のそれをずっとやってきた望月さんを見ているとどうも身体の具合が悪そうです。足が痛いだとか腰が痛いだとか言うのです。それを見ていて胡座のメリットとデメリットについて考えてみたのですが

メリット
作業場がコンパクトに収まる
作業中物を落とした時に落下しても胡座をかいた位置からでは高度が低いので木地が傷まない
動くことが無いので移動や取り回しの時間が短縮できる
流れ作業で合った場合隣とのコミュニケーションがし易い

デメリット
身体がしんどい
歳をとった時に作業ができない環境になる可能性がある
(肉体的にも空間的にも)

こんな感じで考えました。独立して諸々の条件さえ整えれば胡座をかいて作業するデメリットの方が強く感じたので当然あぐらスタイルは放棄して、作業場を広く構えられる環境としての建物を買い諸々の導線を自分なりに設計してから始めたわけです。当然疲れとかが減りました。その分作業に集中もできるし、作業に充てられる時間も当初は増えました。が、この辺にいろいろと問題があったのかもしれません。

_MG_0825
















というのも作業が長時間になる。というのは当然その分身体に新たな負担がかかっていたと思います。ただ物理的に身体の表面的な痛みがストッパーにならないと知らずのうちに限界までやっていたりするのです。
開業して一年目というのはそれこそがむしゃらになっているのであまりそういう身体の事に意識が向きませんでしたし、独身でしたので毎晩のように温泉に入って好きな時間に好きなだけ寝て朝起き抜けから作業を始めたりとかで常にOn the MENPAな状態だったわけです。ですから気付かなかったのでしょう。

メンパ屋三年目ともなりますがここ2年はそれこそ子育てという仕事もあるので温泉などにも滅多にいけない日々で、朝から晩まで隙の無い時間を過ごしていました。そうなると当然あまりお酒も飲まずに早寝早起きしているので健康そのものという意識があったのですが、どうも疲れが抜けない。心が定まらない。作業する時間が効率的にならない。という川根三大NAIになっているなと思っていたのです。

_MG_9857





































厄年ということもあり、疲れとかそういうものは今年だけ。という思い込みもありました。しかしとあるきっかけで自分の不調がなんなのかなんとなくわかってきました。それがこれ



突然ですがダルビッシュ投手の動画です。これを偶然見ていて自分の不調もひょっとしてと思ったのです。彼と同じ土俵で言ってしまうのはとても申し訳ないのですが。あ、ちなみにアスリートの人達の方法論というのは手作業を生業にする我々には非常に近いものがあると思ってましてそういう意味で参考にしたいなと思って見てたんですね。

この動画の中でダル投手は自分の原因不明な不調というものについて語っています。食事の管理や肉体改造をしてコンディションが万全なはずなのに、ある時から身体が思うように動かなくなっていったと。原因がわからなく、精神的にも落ち込んだと。精神的な不調も原因がわからずにイライラすることが増していく日々だったと。これだけ先進的な環境でやっている彼でも相当悩んだ原因不明の不調というのは、恐らく現代の我々もいつ心身の不調に襲われるかわからないですよね。
実際原因不明な精神のうつ状態とかを抱えている友人や知人は私もたくさんいるので、そういう人にもぜひやってみて欲しいなと思ったのです。

彼が何を言っているかというと、仙骨とか背骨とかのストレッチやマッサージで劇的に改善してきたというのです。メンタルが仙骨とリンクしているということを言うてるんだと思います。



仙骨というのは腰の下あたりにあって背骨を支える土台みたいな存在の平たい骨の集まりですけども、これを解せというのです。

論より証拠ということでここ数日真似してこういうのやってみたんですね。今朝起きて思ったのが、やばい呼吸が深い。。。ということなのです。

実は私もメンパに出会う前6,7年前になりました横浜とか東京で違う生活をしていました。今思い返すととてもとてもストレス満載な日々でした。精神的にも肉体的にも限界になってその時私を救ったのが仏教とか座禅でした。その時深い呼吸をすることで正気を取り戻して静岡に戻ってきたらメンパと出会ってしまったというような過去があります。ですので深い呼吸がどういうものでどういう効果があるのかはなんとなくわかっているつもりです。座禅の指導書にも仙骨の重要性がしっかり書いてあります。

望月の修行の日々はまだこの座禅を実践していました。それなのにその後川根に移り開業、結婚、子育と怒涛のようにタスクが増えて行く毎日に心が溺れてこういうことを忘れていたのです。自分でも呼吸が浅いなあとは感じていても、ものぐさである性分ですので実際に改善しようという気持ちが湧かなかったのです。というか目の前のメンパ造りでいっぱいいっぱいだったのでしょうね。

_MG_3891
















今回まだ数日程度ですが、この仙骨をほぐしたりしてみて気づきました。本物の民藝やるならまず己の身体と心を知ろうと。というか民藝という方法で己の内核へ近づこうと。

大事な言葉なのでもう一回載せときます。

_MG_9857





































我々メンパ屋は日々身体と指先を動かして勝負して行きます。その指先にはひょっとすると何か自分でもは思いもよらない意志が働くことがあり、それがなんなのかというのはまた別の話ですがそういうものを近づける一つの要素がこの身心一如なのかと思っています。

仙骨という字がまたいいじゃないですか。仙人のSENですからね。ここも仙頭という住所にしたいくらいです。川根本町仙頭でもたぶん手紙届きますからね。そういえば以前どこかの東北のじいちゃんから
住所も書いて無くて、川根本町メンパ屋宛ではがきが届いたことがあります。あの人は元気でしょうか?


大井屋は今はまだ私一人ですが、あえて私達がと言いたい

私達大井屋はメンパ造りでもって自らの精神と肉体とを知り自然の叡智と残酷さと強靭さをメンパに込めて日々の箸休めの瞬間にでもそれを皆さんが感じ取ってくれる。そんな瞬間を産み出すことを目標にしていきたいと思います。だいぶ長い言葉になっているので、そのうち削がれ削がれて掛け軸に書けるくらいになるまであと数年メンパに一生懸命向かって行きたいと思います。

深い呼吸が全てです。


ああ、そうそう私的にダルビッシュさんが不調だったのはこういうことなんじゃないのかと思ったことがあります。極限まで筋トレを行ってものすごく身体の代謝が上がった→その分体内で消費される酸素が増えた→それまでの呼吸ではまかないきれなくなり、身体全体が酸欠状態になった→身体をしばらく動かすと突如動けなくなる。イライラする。→脳も筋肉も酸素不足→仙骨マッサージした→呼吸が深くなった→血液の酸素濃度が戻った。
こんな感じじゃないのかなと。素人の意見ですので勝手にいうてるだけですからね。

でもおかげで私の疲れやすい体質や精神状態も今後改善していきそうです。
こんなことばっかり書いてますが私はあくまでただのメンパ屋です。今後も井川メンパ大井屋の活動をご贔屓いただければ幸いです。
諸々のお問い合せは井川メンパ大井屋まで

静岡県榛原郡川根本町千頭1225-8
050-5894-2806
maedapassion@gmail.com

営業時間 9;00-17;00
定休日 水曜

メンパの塗り直しは2月8月にまとめて行っております。塗り直し代金はSサイズ3千円から
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手作り民芸品へ
にほんブログ村

















このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

やんばいでございます。静岡県郷土工芸品の本漆塗り曲げわっぱ井川メンパ大井屋店主の前田でございます。さていよいよ気温も低くなり始め山の峰々が紅く染まり始めてきました。山奥のいいところはやはり秋が美しすぎるところですね。山が美しいというのは正しいことだと思っております前田です。こんにちわ!



















10月末に塗り終わりました秋メンパを店頭に出し始めました。すっからかんだったショーケースが息を吹き返しております。いやはや年がら年中追いかけられるように仕事していますがなかなか在庫が増えないし、家計の方も追いかけられながら冗談抜きになんとか生きております。

まずは取り急ぎ本日11月3日現時点での在庫状況をお伝えしておきます。

丸型XL 1組
丸型3L 売り切れ
丸型LL 3組
丸型L 6組
丸型M 売り切れ
丸型S 6組
丸型SS 1組
丸型LLセット 売り切れ
丸型Lセット 売り切れ
丸型Mセット 1組

小判型ドカベン 売り切れ
小判型LL 21組
小判型L 売り切れ
小判型M 16組
小判型S 4組

小判型LLセット 1組
小判型Lセット 6組

定番以外の商品
丸M浅口 7000円 1組
丸M浅口お櫃型弁当 6000円 1組
丸L浅口セット (S+L)13000円 1組
丸3Lお櫃型弁当 10000円 3組
丸XLお櫃型弁当 11000円 1組

お櫃 各タイプそれなりにあります。


















あれ?見た目よりなんか少なくね?という感じは確かにするのですが、予約が十数件抜くとこんなもんになってしまいました。今回は小判型は多く仕込んだつもりなのでなんとかなりそうです。丸型は冬メンパに期待ですね。

今回の秋メンパには実は贅沢にも昨年漆掻きの師匠高橋康夫さんが採取した正真正銘の静岡産漆を一割強混ぜてみました。ちょっともったいないかと思ったけど使ってみないと勉強にならないので。この漆は静岡浅間神社の修復にも採用された漆でございます。メンパに使うにはほんともったいない(笑)
でも使ってみた感想としては違いがあるのは間違いないということ。なんというか赤味が紫かかっていて妖艶な艶に仕上がるのが国産漆なのかなという感じです。
こりゃ早いとこ漆の植栽を本格化して10年後には遠駿漆で井川メンパ作るしかないと決意を新たにしました。

















塗りが終わってのんびりも出来ず店舗兼住宅のセルフDIYをやったりしております。
木工機械があるとほんと安く自前でなんでもできるのが最高です。野地板を買って来て削って貼っただけですが、なんだか家が暖かい。薪ストーブ最高です。

そんなこんなで今夜はSBSテレビで19時程からの番組にて高橋さんと一緒に漆掻きをした映像が流れます。一人の力なんて角砂糖みたいなものです。こういうのを見てきっかけに一緒に漆を植えてクラフトで喰っていくんだという心意気のある若者が寄ってきてくれること。切に願っております。

今後も井川メンパ大井屋の活動をご贔屓いただければ幸いです
諸々のお問い合せは井川メンパ大井屋まで

静岡県榛原郡川根本町千頭1225-8
050-5894-2806
maedapassion@gmail.com

営業時間 9;00-17;00
定休日 水曜

メンパの塗り直しは2月8月にまとめて行っております。塗り直し代金はSサイズ3千円から
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手作り民芸品へ
にほんブログ村


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ