やんばいでございます。静岡県の山民藝やっております大井川めんぱ大井屋店主の前田です。こんにちわ。

さて今週はコロナのせいで娘が保育園行けなくなりましたのでお父さん業に勤しんでおる前田です。もうね、毎日あっちの公園、こっちの公園、あっちのダムこっちのダムと大忙しで遊びまわっております。この過疎地ではどこいっても大きな公園にポツンと一人っ子になってしまうのがこのコロナ禍で良いのか?悪いのか?幸いな状況になってしまっているのです。ちなみに我が子はなぜなのかダムに行くのが好きなダム女子です。そして午後はお家でYouTube三昧という日々を送っております。

皆様におかれましてもなかなかストレスフルな毎日かと思いますが、そんな時はどうぞメンパにご飯を詰めてうまうまめんぱ飯の研究でもしてみてください。



メンパっていうのは飯が美味い。本当に美味い。なぜ美味いのか?考えたことありますか?

前田が時々ブログに書き漏らしているメンパ飯の真実を良かったら読み込んでみてください。前田の日々の研究は実践的ですのでメンパ飯がうまい理由というものにたどり着いていっているわけです。それにはメンパ飯で毎日ご飯食うのが1番の学びなのです。メンパ屋なのに己のメンパで飯食わねえやつはただのメンパ屋だっつーの!メンパ屋には変わりねえわけですが、普通のメンパ屋で一生終えても意味がねえと思うのもまた前田です。


この四年ほどでメンパ飯が旨すぎてだいぶ身体もでっかくなった前田。一枚目が四年前の年末。三枚目は四年後の今年の年末。だいぶ見た目の圧力が上がるとともに態度も上がったかもしれない前田です。押忍!


冗談は置いておきましょう。なんでメンパ飯は美味いのか?


実はそれにはこのシンプルな井川メンパの漆塗りにこそ秘密があると思っています。


日本全国舐めるように眺め回すとですね、曲げわっぱ屋というのはいくつかある。そしてそこで生産されているものを眺めると同じよう謳われていてもだいぶ内容が違うということを皆さんにぜひ知って欲しいと思うお話を少しご案内したい。


漆塗り!と単純に表記してあるでしょ?実は漆塗りには幾万通りもの方法論とか技法が存在します。


それを十把一絡げに 漆塗り! と表現することに実は無理があるし、ちょっと嘘も入ってくると思うのです。ただそれは漆のことを深く知らない私たちの世代には見抜くには難しい問題でもあります。


当然と言えば当然ですが、漆塗り!という表現に嘘さえつかなければコストをかけない漆塗りというものも存在するし、とことんコストをかけても唯一無二な塗りを施すこともできるのが漆塗りという表現だとも思うのです。


大井川めんぱが目指すのは先祖の井川メンパがなぜこのような刷毛ぬりでシンプルな漆をぽってりと塗った仕様に至ったか?というあたりを深く推測しながら感じているのはうまうまメンパ飯の真髄を追求することです。

幾万通りの方法論から選び抜かれたこの井川めんぱの塗り方には大いなる真髄があると前田は信じています。そしてそれを汲み取るには今やっている修理が1番の勉強になるのは間違いないのです。だって時代や職人個人の感性によって大きく方法論が変わっているということまで読み取れるからなのです。




何度でも言わせて欲しいのは、皆さんは曲げわっぱの漆塗りの方法論を見抜くことは難しいのでまずは大井屋を信じてみて欲しいということなのです。

それには実際にメンパで飯食うのが1番の近道。大井川めんぱが見た目やコストは無視して、とにかく愚直にウマウマめんぱ飯の為の方法論で漆塗っているということをまずは食って確かめるが近道なのです。


ただもうここ最近自分でも感じているのは、皆さんの希望に答えられる生産力ではないし、今後それも劇的に変化するかは時間がかかりすぎるし、今すぐにメンパの威力を伝える実践力をどう生み出すか?考えていました。ちなみに現在大井川めんぱはほとんどの商品が一年待ち以上となりつつあります。そういうことなので必死に考えていました

どうやら大井屋自らメンパで飯を食ってもらう体験を提供していかなければならないかと考えているのです。自分達でカフェ?BAR?定食屋?っていうのもやっていく中でそのメンパの凄さを伝える方が早いなあと思っているのです。でも、正直そんな余力どこにもねえw


だからこそです。そういうものにチャレンジしたい人と連携するとか、現在すでに飲食で突き抜けていっている人たちと共闘するかの如くコラボしていくというのも面白い道かなと漆を塗りながら思っておりました。


我々の大井川めんぱの塗りは何も懐古主義に浸っているわけではないのですが、古来の方法論には概ね納得できる理由があるということに気づいている大井屋です。まずはそこを汲み上げて、さらに時間をかけて大井屋独自の漆ライフスタイルへと昇華していくそんな未来を描きたいと思っております。



ということで、痩せすぎて困っている人にこそ大井川めんぱを届けたいので、わんぱくな人は大井屋の応援だけしてまずは譲ってみてください。 と太っちょ前田からのお願いです。


さてそろそろ娘を昼寝に誘ってみよう。毎回大体お父さんが先に寝るのですがね(笑)


ではまた明日!


古い井川メンパの塗り直し判断基準
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1079221033.html

大井川めんぱ憲章 大井屋の守り継ぎたいこと
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曲げわっぱやめんぱのボンド仕様について
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大井川めんぱの機能性、精神性、霊性
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大井屋漆ギャラリーくるみんじょオープンのお知らせ
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井川メンパ大井屋から大井川めんぱ大井屋へ名称変更の話
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1079105560.html
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1079114116.html

井川メンパを購入する前に知っておきたい10のこと
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伝承は本当だったメンパ飯の美味しい食べ方
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メンパ修理の持ち込み先(島田市と静岡市)
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1078909057.html

メンパやまげわっぱの修理
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077028710.html

井川メンパ大井屋価格表
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1078892706.html

井川メンパの通販 
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1076988181.html

井川メンパのお手入れの仕方
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077332205.html

大井屋までの道順
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077358319.html

井川メンパ大井屋の提携店
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050-5894-2806
maedapassion@gmail.com

営業時間 9;00-17;00
定休日 水曜 木曜

井川メンパの塗り直しは1月にまとめて行っております。塗り直し代金はSサイズ3千円から。静岡県中部の方は店舗までお持ち込みください。

ただし大井屋で販売した大井屋印の井川メンパは年中いつでも修理対応いたします。また全国どこからでも郵送にて送ってください。優先して対応しております。

メンパは塗り直しだけではなくリメイクしてタッパー型のおかずメンパにすることができます。お弁当として引退したメンパはタッパーメンパにリメイクしてぜひご家庭にて使い続けてください。

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