やんばいでございます。静岡といえば川根本町、川根本町といえば千頭。そうつまりサウザンズヘッズこと大井川鐵道の終着点でございますところにある井川メンパ大井屋でございます。おはようございます。

ところでなんで千頭は千頭なの?って時々聞かれるし自分でも思うのですが、正直私もなんでそのネーミングなのかよく知らないのです。ただいくつかある事実があります。実は川根本町のずっと上の方、寸又川の最上流部に千頭山という名前の御山があるのです。



いわゆる南アルプス新南部で環境保全地域という今でも人跡未踏みたいな雰囲気のところなのですが、ここからのネーミングだろうということに思います。多分なんかここらあたりの人達にとって大事な関係があったのかもしれませんね。

地図で眺めてみると千頭山周辺は信濃俣があり、古代の山道があった場所だと聞きます。実は中世以前は人々は割と結構こういう山道を通って信州側や甲州側へ移動していたので街道があったのですね。何かしらの仏教遺跡があったのかもしれません。

ちなみに大井屋前田が思うに南アルプス深南部というのは古代においては修験者が行き交う山岳仏教の聖地みたいなもんだったと思っています。パッと地名を眺めても前黒法師だとか大無間だとか聖岳だとか山伏峠、大日峠、勤行峰、天狗石山、智者山など上げ出したらキリが無いくらいに地名にその痕跡が残っているわけです。ただ現在はその記憶を窺わせる伝承や遺跡というのはほぼ失われており、あまり皆様の関心に登ることもないのですが実はとても面白い研究に値する地域だと大井屋は思っております。仏教史や民俗学をやっている人はまだ手付かずの南アルプス深南部を研究してみるのはどうでしょう?そしてぜひ大井屋にその秘密を教えてもらいたいものです。


さて話がそれましたが、千頭山というのがあるという事実はあるのですがそもそも千頭とはどういう意味なのか?

地名とかって結構当て字になっていたり、何かを転じて表現していたりするものですからもうあとは勝手に想像せざるを得ないですね。自分は昔たぶん書いたと思うのですが、それこそ我がルーツ静岡市の井川小河内(こごうち)というところがありますが、金剛地(こんごうち)が転じてそうなったと勝手に思っています。かつて金が山ほど取れていたからですね。

千頭。。。誰かが昔戦があって頭が1000個も並べられたことがあったからだと聞いたことがありますがあのような深山でそのような規模の戦は事実上不可能のように思うのでこれは眉唾だろうと考えます。千寿とか仙手とか千手とかが転じて千頭と当て字下とかの方がまだ可能性があるように思います。今となっては真相はわかりませんが。。。


そもそもなぜ奥大井にはかつてあっただろう修験の痕跡がなくなったのか?というのは割と簡単に想像ができます。明治の神仏分離の際に修験道は神道か仏教へと置き換えられています。そしてその後の教派神道ブームで井川とかこの辺りは丸山教とか扶桑教とか富士講などの山岳信仰系神道から転じた宗教へ変質しています。もともと修験の要素があった土地には御嶽講や富士講や秋葉講みたいなものは割とすんなり受け入れられるはずだろうからです。

丸山教が大井川を席巻した時には新しい神道に熱狂的にのめり込んで皆それまで先祖代々繋いで来た位牌を大井川に投げ捨てたので位牌が淵に溜まったなんて伝承も読んだことがあります。だからこの辺の家系は大体5代目6代目が多いのは、その時に一旦先祖崇拝を白紙にしちゃったからだと言えます。仏教の檀徒を抜けちゃったんですね。。。

私もなんとなく関東を彷徨うようなドライブをしていて丸山教の本庁の前を通りかかって本殿を参拝させていただいて宮司の人に諸々話してたら本殿の奥の過去帳みたいな木札を収めさせていただくところに通していただいたらしっかり祖父の奉納した木札に遭遇しました。あったこともない祖父の自書に触れた最初で最後の経験ですね。人の奇跡とは面白い物ですね。みんな一人じゃない。ずっと繋がっているのですよね。

さてまたまた話が外れたのですが、言いたいことはそんなことではなかった(笑)


静岡県にも緊急事態宣言が出されまして、千頭駅前周辺も飲食はテイクアウト中心になっております。大井屋に来たら帰り飯が食えなかったやないか!と言われては困るのでお知らせしておきます。店舗では食べれませんが、テイクアウトでどっかで買えますので大井川の土手で広げて食えばよろしかろうと思います。


ただそれが言いたかったのですが、なぜか千頭の話に。。。この話もっと喋りたいことがあるですよ。徐福伝説っっていうのがあって〜。。。。そろそろやめにしましょう。。。


大井屋は水木定休日です。ではまた!!


井川メンパを購入する前に知っておきたい10のこと
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1076721216.html

メンパ修理の持ち込み先(島田市と静岡市)
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1078909057.html

メンパやまげわっぱの修理
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077028710.html

井川メンパ大井屋価格表
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1078892706.html

蒔絵メンパサービスの値段
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1078892683.html

メンパネーム入れサービスについて
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077960438.html

井川メンパの通販 
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1076988181.html

メンパ飯を美味しく食べる方法
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077312861.html


井川メンパのお手入れの仕方
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077332205.html

大井屋までの道順
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077358319.html

井川メンパ大井屋の提携店
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1078329902.html

Twitterアカウント maedapassion
インスタアカウント 01234chandesu
Facebookアカウント https://www.facebook.com/maedapassion

日々情報発信しております。どうぞお気軽にフォローしてください諸々のお問い合せは井川メンパ大井屋まで

静岡県榛原郡川根本町千頭1225-8
050-5894-2806
maedapassion@gmail.com

営業時間 9;00-17;00
定休日 水曜 木曜

井川メンパの塗り直しは1月にまとめて行っております。塗り直し代金はSサイズ3千円から。静岡県中部の方は店舗までお持ち込みください。

ただし大井屋で販売した大井屋印の井川メンパは年中いつでも修理対応いたします。また全国どこからでも郵送にて送ってください。優先して対応しております。

メンパは塗り直しだけではなくリメイクしてタッパー型のおかずメンパにすることができます。お弁当として引退したメンパはタッパーメンパにリメイクしてぜひご家庭にて使い続けてください。

ネーム入れのサービスも開始しました。詳しくは大井屋ブログを参照ください
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手作り民芸品へ
にほんブログ村


工芸ランキング