やんばいでございます。静岡のミラクルな伝統的弁当箱井川メンパを作って手売りに近いような売り方しております井川メンパ千頭大井屋の店主前田です。おはようございます。
さて大井屋近辺が最近お忙しくなって来ております。この4月より大井屋にスタッフとして合流した石関さん。早速日々漆を塗る感じの毎日を過ごしております。
メンパも塗っていますが、修理で持ち込まれた桶に漆を塗ったりもしております。親方前田横からああでもないこうでもない主に漆とは関係無い政治、経済、民俗、宗教という話を繰り出されながら意味もわからず聞き流しながらこの子は順調に漆を塗っていけるタフネスを持っているなあと親方は思うわけです。いや邪魔しているわけでは無いんですよね。これからの大井屋の未来を共有するためにはどんなことを考えていてというのを知っておかないと歩む先がブレてします。今はむしろそういうお互いの指針を調整するそんな仕事始めの時期となっております。
まだはっきり決まっていませんが、もう少ししたら静岡の朝日テレビで大井屋の前田と石関が出ます。先日撮影をしてくれてなんやかんやをしゃべっておきましたので、今後の井川メンパ大井屋の展望についてまた興味のある人はみてください。多分夕方のとびっきり静岡という番組になるとは思います。
さてそんな新世代漆職人を抱えた大井屋が最近考えていることを少しお話ししておきます。
漆の学校を出ていざ漆の仕事に就こうとしてもコロナで就職先が無いとか、あったとしても未だに師弟制度のような雇用条件で給料は無いに等しいと。そういうことが現状の漆器業界周りに置きているということが見えて参りました。正直に申しますとこういうのは本当に正し直す必要があると思うのです。
そういう悪癖を若い人は受け入れざるを得ない現状を変えるにはどうしたら良いのか?少しお話ししておきます。ですから焦って前例を受け入れずに様々な情報を収集してどこかにたどり着く方法、そしてそれを引き出す運というものを信じることをまずはお勧めしたいのです。
自分も井川メンパの望月工房に修行しましたが給料0、フルタイム、ノルマあり、もちろん生活は自活ということを受け入れざるを得ない中1年間という修行期間であればという条件で受け入れました。そして刃物を使う仕事ですので怪我のリスクも負うのですが、労災などはかけてもらえないので怪我してもその後の人生お前の責任だよというそういうひどいものでした。
ただその一年後どうなったか?
仕事のできるようになった人材を失いたくなくなったのかしきりに工房に残ってくれても良いというのです。それは正直大間違いだろうと私側からすれば思ったのです。組織として事業として成長させる場合は抱え込む職人は自らが自らのリスクを背負ってこそ未来の雇用関係が産まれると思うのです。ですから当初の約束通り1年で卒業、、、とはいかずもう3ヶ月無給で働けというのでしょうがねえそれも受け入れたわけです。だから皆さん前田が結構乱暴な人間なんやなと感じるかもしれませんがそうではなくそういう事実をネットに落とさない限りいつかそこで怪我する若者が出るかもしれないので言っているのです。実際望月の親方が去年怪我してます。そろそろ引退すべきです。そういう意味で。これ以上銭に執着して若者を傷つける結果になれば大井屋はちょっと黙っていられません。そういう意味で。
こういうことがどういうことかというと、無給に近い弟子制度を取ると正直親方側にはなんのリスクも無くメリットしかない。であるから、仕事を積極的に教えようという行動に出ない。技術は盗むもんだなどと言い出すのが良い例だと思います。怪我して一人前と言うのも何も考えてないから出る言葉です。
はっきり言えます。自らの子に何かを教える時にそれを盗ませますか?
箸の使い方、食器の洗い方、服の着替え方。親は子にそういうのは見て覚えろだとか盗めだとか赤子に言う馬鹿はおりますでしょうか?
うるしの技術、メンパの技術を見せてやるから勝手に覚えろでは前田のようなメンパキチガイ以外にはなしようもないだろうと言うことです。まあ実際ですから自分も振り返ってみるに修行明けた、移住した、制作を始めた、という時点で望月さんより超えていたわけは絶対無くせめて時間がかかっても同等を目指し、そこから数年で自らで持って井川メンパとは?民藝とは?曲物とは?ヒノキとは?漆とは?柿渋とは?桜とは?という全てのマテリアルの再検証再検討や漆の植栽や、木工漆工の自学を繰り返して来たわけです。遊んでいたわけでは無いのです。ていうかほぼ遊んで無いんです実わ。
幸にしてなんとか古代の井川メンパの製法技法が見えて来た気がする中で、それをどうやって繋いでいくか?非常に大事な選択だったわけです。
甕から落ちる水を全て移すが如くなどとは言いますが、まさに全てをまずは移してあとは自分なりで磨いていくと言うのが正しいのです。それが本来の師弟の有り様でしょうと思うのです。じゃないとどんな工芸も数世代持たないのだろうと思うのです。育ってきたら使ってやるというのはどうやったらそういう上からになれるのでしょう?メンパの始祖でもあるまいに、僕らは何百世代も前の天才の発想と技術を継承し模倣し発展させているだけなのだからそう言う風に考えること自体おかしなことなのです。
別に文句、恨みを言いたいのでは無いのです。それではダメだからこういう風に変えていこうと言うのを良い例だと思って忖度無く喋らせていただいておるわけです。
補助金などを使って職人を養成すると言う方法もありますが、それにおいても要は親方側にはなんのリスクもないわけですから技術の継承というのは分子レベルでは行われないわけです。ぬるっとサクッと表面だけを教えるで留まるわけです。それが師弟制度の根本的破滅要因だと大井屋は確信しています。
そして金銭的に優遇された修行期間を持ってしまった人は、その後の金銭的現実に絶望して工藝の道を去ってしまう。そう言うことになりやすいのも補助金のばらまきだと大井屋は思っています。
当たり前なことです。親方は給料ちゃんと払え。人並みとは言わずとも自活できるくらい払え。そして一生懸命教え込んで早く戦力にして共に戦っていくということなんです。目的を達成することが大事です。補助金をもらうことが大事では無いのです。大井屋は井川メンパを軸にそうやって漆で持って生き抜く人材を今後もゆるりと募集していきます。ユルボっていうアレです。ですが今年一年は石関さんに教える育てるで時間が無いので来年以降合流したい人材です。
今日明日こっちに来たいというてもそれは自由ですが眺めているだけになっちゃうと思います。でもこういう種蒔きは早いうちからが大事だと思うのでお話ししておきました。
大井屋の生活は面白いと思います。でも大事なことが一つ。ちゃんと人生かけてメンパをやりぬく、振り抜く覚悟が大事なんです。そこにおいてはなんの制約もありません。経歴、職歴、年齢、性別。そう言ったものは一才合切加味しません。どんな人間なのか?その一本勝負が大井屋流です。
今後漆を植えて、それを自らでメンパに還元していくという大きなサイクルを作り出そうと心には決めております。ですからメンパに限らずとにかく漆をマテリアルとして利用して生き抜きたい人こそ大井屋に合流願いたいと強く思うわけです。別に竹細工職人でもいいと思いますよ。それはそれで前田いろんなことやらせると思うので
では、新人の皆さん。時間は有限であります。今生で前田とすれ違えるのであれば一度なり二度なりとすれ違ってみましょう。その程度の時間であればいくらでもご用意させていただくつもりです。よろしくどうぞ
井川メンパを購入する前に知っておきたい10のこと
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1076721216.html
漆の神秘について井川メンパ大井屋が考えた話
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077892605.html
井川メンパの通販
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1076988181.html
メンパ飯を美味しく食べる方法
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077312861.html
メンパやまげわっぱの修理
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077028710.html
井川メンパのお手入れの仕方
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077332205.html
大井屋までの道順
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077358319.html
井川メンパ大井屋の提携店
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1078329902.html
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日々情報発信しております。どうぞお気軽にフォローしてください諸々のお問い合せは井川メンパ大井屋まで
静岡県榛原郡川根本町千頭1225-8
050-5894-2806
maedapassion@gmail.com
営業時間 9;00-17;00
定休日 水曜 木曜
井川メンパの塗り直しは1月にまとめて行っております。塗り直し代金はSサイズ3千円から。静岡県中部の方は店舗までお持ち込みください。
ただし大井屋で販売した大井屋印の井川メンパは年中いつでも修理対応いたします。また全国どこからでも郵送にて送ってください。優先して対応しております。
メンパは塗り直しだけではなくリメイクしてタッパー型のおかずメンパにすることができます。お弁当として引退したメンパはタッパーメンパにリメイクしてぜひご家庭にて使い続けてください。
ネーム入れのサービスも開始しました。詳しくは大井屋ブログを参照ください
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さて大井屋近辺が最近お忙しくなって来ております。この4月より大井屋にスタッフとして合流した石関さん。早速日々漆を塗る感じの毎日を過ごしております。
メンパも塗っていますが、修理で持ち込まれた桶に漆を塗ったりもしております。親方前田横からああでもないこうでもない主に漆とは関係無い政治、経済、民俗、宗教という話を繰り出されながら意味もわからず聞き流しながらこの子は順調に漆を塗っていけるタフネスを持っているなあと親方は思うわけです。いや邪魔しているわけでは無いんですよね。これからの大井屋の未来を共有するためにはどんなことを考えていてというのを知っておかないと歩む先がブレてします。今はむしろそういうお互いの指針を調整するそんな仕事始めの時期となっております。
まだはっきり決まっていませんが、もう少ししたら静岡の朝日テレビで大井屋の前田と石関が出ます。先日撮影をしてくれてなんやかんやをしゃべっておきましたので、今後の井川メンパ大井屋の展望についてまた興味のある人はみてください。多分夕方のとびっきり静岡という番組になるとは思います。
さてそんな新世代漆職人を抱えた大井屋が最近考えていることを少しお話ししておきます。
漆の学校を出ていざ漆の仕事に就こうとしてもコロナで就職先が無いとか、あったとしても未だに師弟制度のような雇用条件で給料は無いに等しいと。そういうことが現状の漆器業界周りに置きているということが見えて参りました。正直に申しますとこういうのは本当に正し直す必要があると思うのです。
そういう悪癖を若い人は受け入れざるを得ない現状を変えるにはどうしたら良いのか?少しお話ししておきます。ですから焦って前例を受け入れずに様々な情報を収集してどこかにたどり着く方法、そしてそれを引き出す運というものを信じることをまずはお勧めしたいのです。
自分も井川メンパの望月工房に修行しましたが給料0、フルタイム、ノルマあり、もちろん生活は自活ということを受け入れざるを得ない中1年間という修行期間であればという条件で受け入れました。そして刃物を使う仕事ですので怪我のリスクも負うのですが、労災などはかけてもらえないので怪我してもその後の人生お前の責任だよというそういうひどいものでした。
ただその一年後どうなったか?
仕事のできるようになった人材を失いたくなくなったのかしきりに工房に残ってくれても良いというのです。それは正直大間違いだろうと私側からすれば思ったのです。組織として事業として成長させる場合は抱え込む職人は自らが自らのリスクを背負ってこそ未来の雇用関係が産まれると思うのです。ですから当初の約束通り1年で卒業、、、とはいかずもう3ヶ月無給で働けというのでしょうがねえそれも受け入れたわけです。だから皆さん前田が結構乱暴な人間なんやなと感じるかもしれませんがそうではなくそういう事実をネットに落とさない限りいつかそこで怪我する若者が出るかもしれないので言っているのです。実際望月の親方が去年怪我してます。そろそろ引退すべきです。そういう意味で。これ以上銭に執着して若者を傷つける結果になれば大井屋はちょっと黙っていられません。そういう意味で。
こういうことがどういうことかというと、無給に近い弟子制度を取ると正直親方側にはなんのリスクも無くメリットしかない。であるから、仕事を積極的に教えようという行動に出ない。技術は盗むもんだなどと言い出すのが良い例だと思います。怪我して一人前と言うのも何も考えてないから出る言葉です。
はっきり言えます。自らの子に何かを教える時にそれを盗ませますか?
箸の使い方、食器の洗い方、服の着替え方。親は子にそういうのは見て覚えろだとか盗めだとか赤子に言う馬鹿はおりますでしょうか?
うるしの技術、メンパの技術を見せてやるから勝手に覚えろでは前田のようなメンパキチガイ以外にはなしようもないだろうと言うことです。まあ実際ですから自分も振り返ってみるに修行明けた、移住した、制作を始めた、という時点で望月さんより超えていたわけは絶対無くせめて時間がかかっても同等を目指し、そこから数年で自らで持って井川メンパとは?民藝とは?曲物とは?ヒノキとは?漆とは?柿渋とは?桜とは?という全てのマテリアルの再検証再検討や漆の植栽や、木工漆工の自学を繰り返して来たわけです。遊んでいたわけでは無いのです。ていうかほぼ遊んで無いんです実わ。
幸にしてなんとか古代の井川メンパの製法技法が見えて来た気がする中で、それをどうやって繋いでいくか?非常に大事な選択だったわけです。
甕から落ちる水を全て移すが如くなどとは言いますが、まさに全てをまずは移してあとは自分なりで磨いていくと言うのが正しいのです。それが本来の師弟の有り様でしょうと思うのです。じゃないとどんな工芸も数世代持たないのだろうと思うのです。育ってきたら使ってやるというのはどうやったらそういう上からになれるのでしょう?メンパの始祖でもあるまいに、僕らは何百世代も前の天才の発想と技術を継承し模倣し発展させているだけなのだからそう言う風に考えること自体おかしなことなのです。
別に文句、恨みを言いたいのでは無いのです。それではダメだからこういう風に変えていこうと言うのを良い例だと思って忖度無く喋らせていただいておるわけです。
補助金などを使って職人を養成すると言う方法もありますが、それにおいても要は親方側にはなんのリスクもないわけですから技術の継承というのは分子レベルでは行われないわけです。ぬるっとサクッと表面だけを教えるで留まるわけです。それが師弟制度の根本的破滅要因だと大井屋は確信しています。
そして金銭的に優遇された修行期間を持ってしまった人は、その後の金銭的現実に絶望して工藝の道を去ってしまう。そう言うことになりやすいのも補助金のばらまきだと大井屋は思っています。
当たり前なことです。親方は給料ちゃんと払え。人並みとは言わずとも自活できるくらい払え。そして一生懸命教え込んで早く戦力にして共に戦っていくということなんです。目的を達成することが大事です。補助金をもらうことが大事では無いのです。大井屋は井川メンパを軸にそうやって漆で持って生き抜く人材を今後もゆるりと募集していきます。ユルボっていうアレです。ですが今年一年は石関さんに教える育てるで時間が無いので来年以降合流したい人材です。
今日明日こっちに来たいというてもそれは自由ですが眺めているだけになっちゃうと思います。でもこういう種蒔きは早いうちからが大事だと思うのでお話ししておきました。
大井屋の生活は面白いと思います。でも大事なことが一つ。ちゃんと人生かけてメンパをやりぬく、振り抜く覚悟が大事なんです。そこにおいてはなんの制約もありません。経歴、職歴、年齢、性別。そう言ったものは一才合切加味しません。どんな人間なのか?その一本勝負が大井屋流です。
今後漆を植えて、それを自らでメンパに還元していくという大きなサイクルを作り出そうと心には決めております。ですからメンパに限らずとにかく漆をマテリアルとして利用して生き抜きたい人こそ大井屋に合流願いたいと強く思うわけです。別に竹細工職人でもいいと思いますよ。それはそれで前田いろんなことやらせると思うので
では、新人の皆さん。時間は有限であります。今生で前田とすれ違えるのであれば一度なり二度なりとすれ違ってみましょう。その程度の時間であればいくらでもご用意させていただくつもりです。よろしくどうぞ
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漆の神秘について井川メンパ大井屋が考えた話
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メンパ飯を美味しく食べる方法
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メンパやまげわっぱの修理
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井川メンパのお手入れの仕方
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静岡県榛原郡川根本町千頭1225-8
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定休日 水曜 木曜
井川メンパの塗り直しは1月にまとめて行っております。塗り直し代金はSサイズ3千円から。静岡県中部の方は店舗までお持ち込みください。
ただし大井屋で販売した大井屋印の井川メンパは年中いつでも修理対応いたします。また全国どこからでも郵送にて送ってください。優先して対応しております。
メンパは塗り直しだけではなくリメイクしてタッパー型のおかずメンパにすることができます。お弁当として引退したメンパはタッパーメンパにリメイクしてぜひご家庭にて使い続けてください。
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