やんばいでございます。井川メンパ大井屋店主の前田でございます。今日は涼しく過ごしやすい気温23度。大井川上流はさわやかな朝となりました。おはようございます!
さて昨日は久しぶりの晴れ間となり、湿った大地が急に息を吹き返したような気がしました。すかさずずっとできていなかった木を曲げる作業。まぐりというのをやりおかげで木を乾かす事ができました。 乾燥機とかそういう設備が無い零細メンパ屋ですのでお天気次第でやれることが変わってきます。でも、そういう自然のサイクルにあわせていろいろを諦めというか受け入れてまあ、別の事やりつつ待ってりゃいつか晴れるら〜というメンタルはとても大事だと思っています。おかげでここ10日間ほどずっとカバ縫いばっかりやってましたけど(笑)
カバ縫いというのは桜の皮を加工してボンドを使わずに木を縫い留める作業のことを言います。数年に一度山に入って桜を取って皮を乾燥し保存しておくのです。ですからここまでくるのに数年経過している。いろいろ手間のかかるのがメンパ屋稼業です。
ただ皆さんご存知かどうかわかりませんが、現在流通している曲げわっぱのほとんどが桜の皮ではなくそれに良く似た加工がしてあるビニールで縫っていたりするものがほとんです。さらに桜をつかっていても縫いを少なくしてボンド入れていたりするのがほとんどです。だから実際桜だけで縫い止めているという大昔のまんまで作っている曲げわっぱというのはかなり貴重だと思います。はい!大井屋そこにいますのでご安心ください!
丸の深いのを新しく作りました。二寸メンパです。昔の井川メンパは深いのがメインだったのです。それがいつの間にか深さの規格は統一に変更されていったようです。大井屋は徐々にではありますが、浅いものを作ったりしていました。数年が経ち、今度は深いものを作るようになりました。
いろんなタイプの深さ大きさが揃うようになってきたらお客様もお弁当箱以外の使用を前提に考えてくれる用になってきました。お皿に使ってみたり、サラダボウルの代りにしてくれたり。日常使いの食器ゾーンへと確実に井川メンパの需要が増して言っているように思います。
ダルマプレートも残り一組。頑固そうな顔くんが残っています(笑)
お弁当箱なら井川メンパという風に思っていただくのもこの上なく嬉しい。そこから普段の生活にメンパを取り入れてもらえるかどうか?は井川メンパが今後産業としてある程度の職人集団を維持できるかどうか?というチャレンジでも実はあるのです。そこを突破出来れば需要の幅が断然変わってくるのです。
その為にも弁当箱という意匠の追求もしながら、曲物食器としての利便性と機能性を現代の食生活にどうやって提案できるか?最近はそんな事を考えております。そしてそれに向けて動き始めています。
コロナだとかバッタだとか気候変動だとか。どれがきっかけになるかはわかりませんが、平和に見える我々の社会もいつの日か飢餓とか食料不足という瞬間を迎える時があるかもしれません。そんな時少しでも美味しくご飯が食べられたらこれ以上幸せなことはない。井川メンパもおそらくは江戸時代の飢饉の時などに稗やら粟やらという雑穀を少しでも美味しく食べたいという山塊の民の知恵の結晶なようなところがあると思っています。
そういうところをもっと真剣に見えない分、本気で。追求したいのです。
井川メンパを購入する前に知っておきたい10のこと
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1076721216.html
井川メンパの通販
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1076988181.html
メンパ飯を美味しく食べる方法
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077312861.html
メンパやまげわっぱの修理
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077028710.html
井川メンパのお手入れの仕方
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077332205.html
大井屋までの道順
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077358319.html
Twitterアカウント maedapassion
インスタアカウント 01234chandesu
Facebookアカウント https://www.facebook.com/maedapassion
日々情報発信しております。どうぞお気軽にフォローしてください諸々のお問い合せは井川メンパ大井屋まで
静岡県榛原郡川根本町千頭1225-8
050-5894-2806
maedapassion@gmail.com
営業時間 9;00-17;00
定休日 水曜
メンパの塗り直しは1月にまとめて行っております。塗り直し代金はSサイズ3千円から
にほんブログ村
工芸ランキング
さて昨日は久しぶりの晴れ間となり、湿った大地が急に息を吹き返したような気がしました。すかさずずっとできていなかった木を曲げる作業。まぐりというのをやりおかげで木を乾かす事ができました。 乾燥機とかそういう設備が無い零細メンパ屋ですのでお天気次第でやれることが変わってきます。でも、そういう自然のサイクルにあわせていろいろを諦めというか受け入れてまあ、別の事やりつつ待ってりゃいつか晴れるら〜というメンタルはとても大事だと思っています。おかげでここ10日間ほどずっとカバ縫いばっかりやってましたけど(笑)
カバ縫いというのは桜の皮を加工してボンドを使わずに木を縫い留める作業のことを言います。数年に一度山に入って桜を取って皮を乾燥し保存しておくのです。ですからここまでくるのに数年経過している。いろいろ手間のかかるのがメンパ屋稼業です。
ただ皆さんご存知かどうかわかりませんが、現在流通している曲げわっぱのほとんどが桜の皮ではなくそれに良く似た加工がしてあるビニールで縫っていたりするものがほとんです。さらに桜をつかっていても縫いを少なくしてボンド入れていたりするのがほとんどです。だから実際桜だけで縫い止めているという大昔のまんまで作っている曲げわっぱというのはかなり貴重だと思います。はい!大井屋そこにいますのでご安心ください!
丸の深いのを新しく作りました。二寸メンパです。昔の井川メンパは深いのがメインだったのです。それがいつの間にか深さの規格は統一に変更されていったようです。大井屋は徐々にではありますが、浅いものを作ったりしていました。数年が経ち、今度は深いものを作るようになりました。
いろんなタイプの深さ大きさが揃うようになってきたらお客様もお弁当箱以外の使用を前提に考えてくれる用になってきました。お皿に使ってみたり、サラダボウルの代りにしてくれたり。日常使いの食器ゾーンへと確実に井川メンパの需要が増して言っているように思います。
ダルマプレートも残り一組。頑固そうな顔くんが残っています(笑)
お弁当箱なら井川メンパという風に思っていただくのもこの上なく嬉しい。そこから普段の生活にメンパを取り入れてもらえるかどうか?は井川メンパが今後産業としてある程度の職人集団を維持できるかどうか?というチャレンジでも実はあるのです。そこを突破出来れば需要の幅が断然変わってくるのです。
その為にも弁当箱という意匠の追求もしながら、曲物食器としての利便性と機能性を現代の食生活にどうやって提案できるか?最近はそんな事を考えております。そしてそれに向けて動き始めています。
コロナだとかバッタだとか気候変動だとか。どれがきっかけになるかはわかりませんが、平和に見える我々の社会もいつの日か飢餓とか食料不足という瞬間を迎える時があるかもしれません。そんな時少しでも美味しくご飯が食べられたらこれ以上幸せなことはない。井川メンパもおそらくは江戸時代の飢饉の時などに稗やら粟やらという雑穀を少しでも美味しく食べたいという山塊の民の知恵の結晶なようなところがあると思っています。
そういうところをもっと真剣に見えない分、本気で。追求したいのです。
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