やんばいでございます。静岡県榛原郡川根本町千頭井川メンパ大井屋の前田でござます。こんばんわ!
さて本日はどうやら胃腸風邪にやられてしまい午前中は作業部屋の片付けを途中で止めて、これまた調子の悪かった娘をつれて村の診療所で診察してもらい、午後は久しぶりに仕事を休んで睡眠を頂きました。
いやーメンパ屋になって最初のころはけっこう体調崩してたんですが、ココ最近はあまりそういうこともなくてちょっと油断してたみたいです。早めの回復でしたので明日以降作業できると思います。
秋メンパつくりながら並行して冬メンパを仕込んでいるのでやること山盛りですが、健康第一で行こうと思います。

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先日少しですが料理通信という雑誌の取材を受けまして、記事にしていただきました。
メンパをやっていく上でどうしても工芸寄りの思考パターンで行ってしまう自分に記事を拝見しまして感じたのは、もう一度メンパはあくまで弁当箱、されど弁当箱、どこまでいってもどこへ行こうとも弁当箱でそれ以上でも以下でもない。おごらずただシンプルに突き詰めていけと教えていただけました。初心に帰った感がありました。ありがとうございました
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けっこう最初の方のページに掲載してくださいました。何が嬉しかったかってこの雑誌に関わっている旧友の大阪のフードライターさんから久しぶりに連絡をいただきました。
こういう見えないところの縁がつながってくるとメンパやっててほんと良かったなーと思います。

インスタなんかを見ると井川メンパを使ってとても素敵なキラキラした盛り付けの弁当を皆さんけっこうつくってらっしゃるのがたくさん見かけます。井川メンパの風合いは素材を美味しく感じさせるような何かを持っていると私は思っております。家庭の食卓では漆器をほとんど使わなくなったけれど、お弁当箱でそれを感じれるのはとても意味のある漆器の現代的有り様かと思います。今後はもっとお弁当箱をリアルに使っていただいている皆さんからヒントを頂つつ、新しいメンパのライフスタイルの提案もしていかなければと思い立った次第です。


そして最近は夜なべしながらちょっとしたオーダーメイドのメンパを仕込んでいます。
飲食店で提供するお弁当箱の制作をしています。井川メンパも静岡県内の飲食店でいくつか利用していただいている例があるのですが、蕎麦屋、うなぎ屋などが多いように思います。今回は仕出し弁当用なのでお櫃タイプの弁当箱を提案しました。
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丸型の大きいサイズの受け子に蓋が浅いパターンです。
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右は丸型のLLサイズ9千円。蓋の浅い使用のお櫃タイプメンパはレギュラーシリーズではないので店頭販売は稀に余った分が出るくらいで、個別注文も受けませんので出会ったらラッキーくらいに思ってください。
なぜ蓋浅が飲食店向きかというと、大井屋の井川メンパは丈夫さの観点からなるべく木地をギリギリまで厚めに設計しています。蓋が深いと組み合わせが変わった時に入りづらくなる可能性がありますから、蓋タイプにして使い回しを楽にできるかと思う次第です。飲食店でまとまった数ご利用いただける場合はお値段については相談させていただいておりますので、商談されたい方は事前にご連絡ください。井川メンパなら傷んでも塗り直しをしてずっと使えます。ハードに使われる環境には持ってこいだと思います。

今後も井川メンパ大井屋の活動をご贔屓いただければ幸いです。