さて土日の連休。なんと、、、なんと、、、今までこんなことあったでしょうか?お客さんZERO
ウッホ!そういうわけでめんぱ作業をガッツリ進めておりました。塗り直し修理も順調に進んでおりますよー。それにしても誰も客が来ねえ!のは少し寂しいものですね。しょうがないなんかイベントでもぶちかまそうかな〜割と本気でアーティスト呼ぼうと思えば呼べそうな気もします。あいつ何もんや?って思っても過去は探らないでね!
日々ですね、めんぱとは?檜とは?柿渋って?漆はア?みたいに割と頭の中はそっち方面で動いているのですが最近たどり着きそうなのは漆というもののそもそものポテンシャル世界を拡張していくことだったりします。
うるしかきを習った高橋さんがこんな面白い一言を当時私に放ちました。
毎日毎日一夏かけて漆かきをやるんだがね、1日の終わりにその日タカっぽ(漆を入れる腰につけた筒状の容器)に溜めた漆を大きな桶に移し替えるとその日の仕事が終わったという安堵と嬉しさを感じたっけなあーみたいな話のおひれにこんな一言が。。。
そんでな、その大きな桶に溜まった漆がブクブク泡ふいてるからそれを眺めているとなんだかルンルンワクワクしてくるんだよ。
→なんで泡が噴いているんですか?その泡は取り除くのですか?
いや、泡はそのままにしておかないといけないんだ。昔からそう言われていた。泡が下の方から噴き上がってきて底に溜まっていたゴミ(漆の樹皮や一緒に掻き込んだ多少の虫や諸々の不純物のこと)が一緒に上がってくるけどそれはそのままにしておくと良い漆になるんだよ。。。みたいな話。。。
明らかにこれは漆の何かしら発酵現象が起きていると思い、発酵の勉強もしてみたりしていて色々と気づくことが多々あったわけです。発酵の諸原則に則れば確かにそのように漆を処置していくのはとても理に適っていると。
でもって時代はだんだん色々わかってきているわけで、であればこそソロソロ我々漆工業者はこの漆の性質変容を意図的に人類が有益を被る形へと模索を進めていかねばならないのでは?と思うようになりました。前田思うに漆とその酵素反応を応用した商品開発は場合に寄っては人類にとって大変有益なものをもたらしてくれるのかもしれないと思うに至り、であればそういう知識や方向性は隠さずに世の中に提案提供もしていくべきだろうと思うに至って最近本気で考えております。
今後の大井屋がどんな人材を求めているか?ヒントはここら辺にあったりします。
うるしを習えば、当然既成概念での上達や上昇を狙うことになりますが大井屋の目指しているウルシ産業というのは既定路線に在らず。こういうアプローチでこそイノベーションは起きるだろうと思っております。人類や日本人が漆の可能性に気づき植物に力を借りて賢く長生きできる未来を築いてこそ、平和という時間がやってくるようにも思います。和になって平らかなる世界。さて今のG7ですら平かとは言い難い世界。AIが全知全能を手に入れて全ての裁断者になる未来も近いように思います。それは果たして平らかなる世界と言えますでしょうか?なぜならAI を統べる人間はいるわけですからそれは一部の人間が世界を違う形で支配し直すとでも言いますでしょうか。
大事なのは世界とは常に己の中だけに存在し、その世界から見れば世の中のシステムに従うことなんてそれほど重要なことではないということに気づくかどうか?だと思います。ただ、その世の中のシステムを上手に導いていくことはとても大事なのですが、皆さんはどうですか?従順に従うことだけを覚えて、世界はどういう真理で動いているのか?生きているとはどういうことか?悲しみや苦しみはなぜ打ち止まないのか?今後社会は個人は家庭はどう生きるべきなのか?
その辺りめんぱに全て詰め込んで表現しているので、まずはめんぱをお天道様の真下で広げて飯食ってみてください。何かしら気づくことでしょう。喜びとはなんなのか?私は大井川めんぱをそういう道具に仕上げていきたいと思っております。さあ今週もよろしくどうぞ
大井川メンパ大井屋価格表と予約再開のお知らせ
2022・10月時点
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1080014969.html
2021・10月時点の価格表
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1078892706.html
大井川めんぱ大井屋 商標登録番号第6540431号
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1079633263.html
2021・11月より井川メンパ大井屋から大井川めんぱ大井屋へ名称変更したの話
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1079105560.html
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1079114116.html
メンパサイズの紹介 丸型
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077022005.html
メンパサイズの紹介 小判型
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077138078.html
古い井川メンパの塗り直し判断基準
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1079221033.html
大井川めんぱ憲章 大井屋の守り継ぎたいこと
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1079197377.html
曲げわっぱやめんぱのボンド仕様について
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1079212989.html
大井屋漆ギャラリーくるみんじょオープンのお知らせ
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1079126949.html
大井川メンパを購入する前に知っておきたい10のこと
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1076721216.html
伝承は本当だったメンパ飯の美味しい食べ方
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1079034901.html
メンパ修理の持ち込み先(島田市)
https://ikawamenpa.blog.jp/archives/1078909057.html
大井川メンパの通販
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1076988181.html
井川メンパのお手入れの仕方
http://ikawamenpa.blog.jp/archives/1077332205.html
大井屋までの道順
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大井川メンパ大井屋の提携店
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050-5894-2806
maedapassion@gmail.com
営業時間 9;00-17;00
定休日 水曜 木曜
井川メンパの塗り直しは1月にまとめて行っております。塗り直し代金はSサイズ3千円から。静岡県中部の方は店舗までお持ち込みください。
ただし大井屋で販売した大井屋印の井川メンパは年中いつでも修理対応いたします。また全国どこからでも郵送にて送ってください。優先して対応しております。
メンパは塗り直しだけではなくリメイクしてタッパー型のおかずメンパにすることができます。お弁当として引退したメンパはタッパーメンパにリメイクしてぜひご家庭にて使い続けてください。
ネーム入れのサービスも開始しました。詳しくは大井屋ブログを参照ください
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